昨日はコンサートでした。
来て下さった方々にはいつもありがとうございます、という思いです。
コンサートが終わるといつも、安堵感と楽しかったな〜って思いと、あ〜演奏が駄目だ〜って落胆とがない交ぜな心境です。
安堵感はやっぱり、コンサートに向けてやることがいろいろあるから。
やるからには毎回何か新しいことに挑戦したいって気持ちがあるんです。
新しい曲をコンサートにむけて書くこともそうですが、今回で言うと、僕がマイクを購入
したので、そのマイクでライブレコーディングをすること。
あるいは、ユーストリームでライブ配信することです。
ユースト配信も試験的でまだライブ配信での質には研究が必要です。
新しいことに挑戦すれば、当然うまくいかないことがあるので、その分しわ寄せが
どこかにきます。
当日のトラブルは演奏面にも影響するので、同じかたちでやればその方が安定した
ステージを展開できるのかもしれないけど、目先の一喜一憂ではなくもう少し先を
、未来をみてやりたいのでステージで経験しながら思考錯誤している感じです。
今回はマイクでしっかり録音できたので、自分の演奏も全部聴き返しました。
思ったのが、もう少しフレーズのつなぎの部分、終わりと入りのところですね、
そこをもっと丁寧に弾かなければいけないな、と思いました。
ミスには音楽や曲全体を壊すものとそうでないものがあります。
感情が入ってミスタッチする場合は弾く方もそう動揺しないから、音楽全体としては
こわれないわけですが、曲の構成上、ここって部分で音を外したりするのは曲が壊れる
から駄目なんですよね。
今回は悪いミスが何か所かあって、わりとアップテンポの曲でそういうのが目立った。。。
そこは課題。
でも、収穫でもありました。練習の仕方もあるけど、メンタルの部分が大きいのですね。
当日までも、そして当日もいい心の状態で演奏にむかえるようにすること、です。
そのためにはメンタルに集中できる環境をつくることも必要。
雑務やシステムトラブルが起こるような部分は当日までにクリアーにしておかないと
いけない、ということです。
演奏の練習だけが、本番でいい演奏をできる要因ではないということです。
もちろん練習あっての上で、ですけどね。
自分で、コントロールできる部分は研鑽してレベルアップするしかないし、
コントロールできない部分。。。例えば当日のお客さんの雰囲気とかね、それはもう
一回一回経験積んで、どんな環境でもベストに近いものが出せるようにしていくしか
ないですね。
今回やってうれしかったのが、いつもお世話になってるコンサートホールスタッフの方に
「続けてるからすごいです、続けることが一番大変ですから。。」と言われたことです。
結構、続けてやる方って少ないのだそうです。
でも、僕はそれすっごく良くわかるんですね。
なんで続けられなくなるか。。。
たぶん、心が折れるんですよね。いろんな要素がありますよね。
例えば、本番でミスしてそれがショックで自分は向いてないとか、才能がないと思った、とか
集客が上手くいかず疲れたとか。。。
続ける人も、それを感じないわけないと思うんですよね。
人は物事の成長プロセスを右肩上がり的になると幻想をもっているのではないか?
と思ったんです。僕もそう。
でも、あ〜違うな、と。良かったり悪かったりです。戻ったり迷走したり。
だから続けるには一喜一憂せず、なが〜く構えてられる鈍感さとか楽観さがいるし
そう思わせてくれる何か?がいるな、と思いました。
それは僕にとっては一緒に協力してくれる仲間と自分の創るものをいいと思って
応援してくれるリスナーですよね。
極端なはなし、それが一人でも支えになると思いますね。
あ、あとは音楽が好きってこと。それが一番大きいかも。。
なので、僕は毎回コンサートが終わると凹んでますが、今回スタッフの方の一言が
僕にいろんな視点を与えてくれて、それはとってもプラスのエネルギーになりました。
ということでマイペースで続けていきつつ次回は6月です。
すでに新しいコンサート内容を考えています。新しいことにまた挑戦です。
そして6月の時もやっぱり反省しつつ凹んでいるのでしょうね(笑)
あ、もうひとつ、今回演奏面での収穫があったとすれば、とても音楽に入り込めてリラックスして弾けた瞬間というか、曲がいくつかあったこと。
それは初めての経験だったのでよかったです。
こういう感覚をどれだけコンスタントにだせるか、どれだけ持続できるか?が肝だな、って。
その曲でもミスはしたんだけど、でも気持ちはとくにぶれず、音楽で世界を創るっていう
感覚があったんです。
録音したものを聴いてもそこはグッとくるものがあった。
それはよかった点かな。。。。自分をほめることも続けるには大切ですものね。。ははは。