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昭和37年産のピアノ。

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    JUGEMテーマ:音楽

     
    昨日は、友人宅のサロンに行きました。このピアノは昭和37年に製造されたものだそうです!
    もう、だれも弾かなくなって家にあったので処分しようかな。。。と思って取りに来てもらったら、
    「すごくいいピアノだしメンテしたら使えますよ」って言われたそう。

    そして今このサロンに戻ってきたというわけです。
    僕は、このピアノを弾きに、、、会いに行ってきたというわけです。

    今製造されてるピアノにはもう使われていない木だそうです。
    楽器は全体が共鳴して響いているから、木の質も音に大きく影響します。

    とても長い年月のたった木の音がしました。アンティークっぽい感じというか。
    懐かしい感じですよね。
    ヤマハのピアノなんですが、世界標準の音という今のヤマハより一世代前の、日本の技術者が
    西洋の一流ブランドを手本にしながら切磋琢磨して創ったピアノ、という感じです。
    いい意味で日本的という感じですね。

    この素材が使われなくなったのは、世界的に量産していくにはコストや時間とか、
    そういう条件的に厳しかったからかな。。。と、あくまで推測ですが、思ったりします。

    暖かく優しい音でした。

    昭和37年だから、僕がうまれるより前からあるピアノ。
    また蘇ってきて誰かに弾いてもらえるようになってよかったな〜って思いました。

    その友人の娘さんがピアノに興味あるみたいなので、彼女が弾いてくれるんでしょうね♪
    ピアノ弾きたいの?と聞くと、目がきらきらって輝いたんです。ほんとにパッと。
    まだ小さいのに、もう好きって感覚があるのが興味深かったです。

    コメント
    昨日はどうもありがとう♪
    トシくんの優しいメロディに心なごみました。

    日本のピアノ製作は昭和40年代からプラスチックが使われるようになったらしく、プラスチックが使用されてない木製ピアノが出す音色にこだわり、30年代製のピアノをわざわざ探す調律師さんもみえるそうです。

    また、遊びに来てね♪
    • りえ
    • 2011/09/12 11:26 AM
    なるほどね〜。調律師さんの気持ちわかるかも。
    ヤマハはもちろん今も優れたピアノだけど、スタンウェイなどに比べると10倍も生産いているのね。
    量産可能な仕組みはそういうとこからきてるのかもね〜。
    • とし
    • 2011/09/12 7:35 PM
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